アスベスト

アスベストって何?どこに使われているの?

アスベストとは、石綿(せきめん・いしわた)とも呼ばれる、天然の繊維状の鉱物です。
安価なので、建築資材・電気製品・自動車・家庭用品など身の回りのものにたくさん使われていました。

 

ここでは建築資材としてのアスベストを説明します。

アスベストは耐火性・断熱性・防音性など多様な機能があるので、耐火・断熱・防音目的で使用していました。

使われている場所は、屋根材、壁材、間仕切り材、床材、天井材等、多岐にわたります。

 

 

 

アスベストの危険性は?

アスベストは、ただそこにあることが問題ではなく、大気中に飛び散ったものを吸い込むことが問題となります。

アスベストの繊維は目に見えないほどとても細く、軽いので飛散しやすいのです。

もしアスベストが空気中に飛散していると、気付かずに吸い込んでしまうことになります。
アスベストが体内に入ると長い潜伏期間を経て、肺がんや中皮腫、アスベスト肺などの病気を発症する恐れがあります。

 

 

いつから規制が始まったの?

アスベストや、アスベストが含まれている製品は、1975年(昭和50年)から段階的に禁止され、

2006年(平成18年)に製造、輸入、譲渡、提供、使用が禁止されました。

 

・1975年(昭和50年)10月1日:5重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
・1995年(平成7年)4月1日 :1重量%を超える石綿の吹付け原則禁止
・2004年(平成16年)10月1日:1重量%を超える石綿含有建材、摩擦材、接着剤等、10品目の禁止
・2006年(平成18年)9月1日:0.1重量%を超える石綿含有製品の禁止
石綿は、一部の天然鉱物に不純物として含まれる可能性があり、これらの天然鉱物を原料として使用し石綿が0.1重量%を超えて含有する製品は禁止の対象となります。


引用:一般社団法人JATI協会

 

 

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