家を買う時に準備をする書類は?
2020年10月09日
家を買おう!土地を買おう!
いざそう思っても、準備する書類もお金もたくさんあるんだろうなぁ、と
二の足を踏んでしまっていませんか!?
不動産は大きな買い物ですし、取得するまでには契約以外にも様々な過程がありますから、どうしても必要なものが多くなります。
しかし、あらかじめ知っておけば余裕を持って準備することができるのではないでしょうか。
状況によって必要なものが異なりますので、その状況ごとに解説しますね!
一緒に勉強しましょう♪
シーン1:売買契約を締結する時
前々回のコラム「第5回 家の契約はどういう流れで進む?」で出てきた最後の段階、契約締結時に持っていくものを解説します。
●身分証
…運転免許証、健康保険証、パスポートなど
●実印・認印
●収入印紙
…契約書に貼り付けるもので、事前に不動産会社が用意してくれることがある。
その場合は、契約の時に手付金などと一緒に収入印紙代を支払う。
不動産会社で用意が無ければ、郵便局で購入可能。
●手付金
…契約時に支払う。金額は特に決まっていないが、一般的には売買金額の1割にすることが多い。
●仲介手数料
…不動産会社へ支払う。
その他、場合によって以下のものが必要になることがあります。
・収入証明書、住民票、納税証明書、印鑑証明書
シーン2:残金決済・引き渡しの時
契約書に署名捺印したらすぐに不動産GET!というわけではありません。
契約のあと、大体1ヶ月以内にあるのが残金決済・引き渡しですね。
何をするかというと、契約の時には手付金として売買代金の一部しか支払っていません。
その残りの代金を支払い、登記簿に新しい所有者を記録し、建物の場合は鍵を受け取ります。
それが残金決済・引き渡しです。
ではその時に必要なものを見てみましょう。
●身分証
…運転免許証、健康保険証、パスポートなど
●実印・認印
●印鑑証明書
…発行後3ヶ月以内のもの。融資を受ける時に使う。
●住民票
…発行後3ヶ月以内のもの。登記の手続きをする時に使う。
●売買代金の残り(手付金や内金を引いた金額)
●登記費用
…登記の手続きを代行してくれる司法書士さんに支払う。
●火災保険料
●仲介手数料の残り(分割で支払っている場合)
シーン3:住宅ローンなどの融資の事前審査を受ける時
これも前々回のコラムで出てきました!
物件への申し込みをした時に行うのが、ローンの事前審査です。
●身分証
…運転免許証、健康保険証、パスポートなど
●実印
●収入証明書
…源泉徴収票や確定申告書の控えなど、収入を証明できる書類。
●他に借入がある場合は、借入の残高証明書
●物件の情報
…不動産会社からもらっている物件の募集資料など
シーン4:住宅ローンなどの融資の本審査を受ける時
今度は本審査です。これは売買の契約書に署名した後に行われます。
なんと!事前審査では問題無かったのに、本審査では通らなかった…なんてことがあります!
もう契約書に署名しているのにお金をどうしよう!という緊急事態になってしまいますので、売買契約書には【住宅ローン不成立時の処置】を記載します。
前々回のコラムに契約書の内容が載っているので、そちらもご覧ください。
●身分証
…運転免許証、健康保険証、パスポートなど
●実印
●収入証明書
…源泉徴収票や確定申告書の控えなど、収入を証明できる書類。
●住民票
…新住所のもの。発行後3ヶ月以内で、家族全員の続柄が記載されているもの。
●印鑑証明書
…新住所のもの。発行後3ヶ月以内で、借り入れる本人・連帯保証人・担保提供者それぞれのものが必要。
●他に借入がある場合は、そのローンの返済予定表や、返済が確認できる通帳
●物件に関する書類
…売買契約書・重要事項説明書・工事請負契約書・建築確認済証・登記簿謄本など
シーン5:住宅ローンなどの融資の契約をする時
本審査に通ったら契約ですね。
●身分証
…運転免許証、健康保険証、パスポートなど
●実印・銀行印
●収入印紙
●住民票
●印鑑証明書
シーン6:不動産取得税の軽減手続き
不動産を取得した時にかかる不動産取得税。
対象の不動産であれば大幅な減額になります。
申告は都道府県の税事務所です。
茨城県で軽減手続きを受ける時に必要なものを紹介します。
●印鑑
●不動産取得税の納税通知書
…都道府県の税事務所から届く
●不動産取得申告書
…茨城県では税事務所に置いてある。もしくはホームページからも取得できる。
●住宅用土地に係る不動産取得税減額(還付)申請書
…こちらも税事務所にある。ホームページからも取得できる。
●売買契約書の写し、もしくは領収書の写し
●登記事項証明書
詳しくはこちらをご覧ください。
シーン7:住宅ローン控除の手続き
対象となる不動産を取得し10年以上の住宅ローンを組んだ時、納めた所得税が13年間に渡り戻ってくる制度です。
住宅ローン控除、住宅ローン減税と呼ばれています。
自動では減税されないので、確定申告で手続きを行う必要があります。
●住民票
…新住所のもの。
●源泉徴収票
…給与所得者の場合。
●住宅借入金等特別控除額の計算証明書
…税事務所にある。または、国税庁のホームぺージから取得できる。
●住宅取得資金に係る借入金の年末残高証明書
…住宅ローンを借り入れた金融機関から送られてくる。
●登記事項証明書
●売買契約書
いかがでしたか?
あまりにも多くてビックリしてしまったでしょうか。
でも購入前にこういった知識を持っておけば、本番でビックリしちゃうことも減るでしょう!
準備に時間がかかるものもありますし、自分で申請しないと受けられない制度もあります。
しっかり計画を立てて準備を進めたいですね!
用語の解説
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